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2020/10/21
浴室のプライバシー その2
◆中庭を有効利用する
中庭があるプランの場合
中庭側に浴室の窓をつけると
プライバシーを守りながら
開放感を楽しめます。
スポーツ好きの家族の場合
外から浴室に出入りできるようにすれば
家の中に入らずに直接入浴できて便利です。
中庭を木製デッキやタイル貼りにすると
裸足のままで外に出られます。
湯上りにガーデンチェアで涼んだり
ホテルライクな暮らしが楽しめそうです。
この場合
中庭の壁を高くしてプライバシーを守ります。
ちなみに こうした中庭を
「 バスコート 」 といいます。
浴室に外から直接入れるようにした場合
浴室の防犯性が低くなるので
中庭に鍵のついたドアを設けるなどの
工夫が必要です。
◆ハーフユニットという選択肢
一戸建ての住宅でも
最近はユニットバスの浴室が
標準となっています。
浴室に天然木やタイルを使いたい場合
ユニットバスではなかなか実現できません。
しかし建設業者は
ユニットをすすめるケースが多いのです。
その理由のひとつはメンテナンスの問題です。
在来工法(昔からの浴室の作り方)では
年数が経つと床の防水効果がなくなり
水漏れを生じることが多く発生します。
1階の浴室なら問題ないように思えますが
土台などに水が染みこむと
腐ったり、シロアリを呼ぶこともあります。
ユニットバスと在来工法の
良いところを合わせ持つのが
ハーフユニットバスです。
これは浴槽の高さまでのユニットバスで
壁や天井の仕上げは自由に選べます。
開放的なガラスの壁を作れるなど
ユニットバスに比べ自由度が高く
防水工事がいらない分
在来工法よりも安全で
コストが下がるケースもあります。
◆気持ち次第で浴室は元楽しくなる
最近はユニットバスの仕様が豪華になり
価格も高いものが増えました。
液晶テレビや
ミスタサウナ、ジェットバスなど
気持ちをリラックスさせる機能が
充実しています。
浴室は ただ入浴するだけでなく
ホームシアターなどと同じく
帰宅後の時間を楽しむ空間に変化しています。
浴室は裸で過ごす場所なので
肌に触れる(近い)素材には
やはり本物の材料を使いたいものです。
人の肌は
ものからでる赤外線などを
微細に感じているといわれます。
天然木風やタイル風の素材よりも
一部でもいいから本物の木やスタイル
石などを使った方が
気持ちをリラックスさせる効果は
高まるのではないかと思います。