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2020/07/12
部屋の結露やカビを抑える壁塗材 その1
内装材を選ぶ際には、
デザイン性ももちろんですが
快適さを高める機能性にも配慮したいもの。
気密性が高い現代の住まいでは
湿気が気になる方も多いでしょう。
カビや結露を抑える
調湿性のある壁装材についてお伝えします。
◆湿度を調節する壁材で心地よい毎日に
空間のイメージを左右する壁材や天井材には、
クロス(壁紙)や塗壁、木、タイルなど
多種多様な素材が用いられます。
素材や商品ごとに特徴がありますが、
最近では、
快適さを高める機能を持たせた商品も
多くみられるようになりました。
特に注目されるのが、調湿機能です。
空気中の湿度を調整し、
快適な空気環境を保ち、
部屋の結露やカビを抑える機能を持つ
建材商品が提案されています。
湿気の気になる洗面室やトイレ、
納戸やクロゼットはもちろん、
リビングやダイニング、寝室などに
用いることで、
夏場の湿気や冬場の乾燥を抑え、
心地よく過ごすことができるでしょう。
最近では、デザイン性も考慮した、
プランニングしやすい素材や
商品が揃っています。
珪藻土などの自然素材、
機能タイルやパネルなど、
用いる空間に合わせて
コーディネートが可能です。
◆珪藻土 商品も多種多様。性能の確認を
調湿性を持ち、
快適な空間を生み出す素材としては、
まず自然素材を用いた塗壁が挙げられます。
塗壁にもさまざまな種類があり、
その特徴は異なりますが、
馴染みがあるのは珪藻土でしょう。
珪藻土は、海や湖などに生息していた
単細胞の植物プランクトンの死骸が
堆積して出来た土層から採取されるものです。
多孔質であることから、
調湿性、保温性、断熱性に優れる素材です。
石膏ボードに直接塗り付けられるもの、
炭や繊維など他の素材を組み合わせた商品など
多種多様なタイプが揃っています。
選ぶ際には、
求める性能を持つタイプかどうか、
用いる空間に適しているか、
十分に検討することが重要です。
◆クロス 下地材などとトータルに検討を
一般的な住宅に広く用いられるクロスにも、
調湿作用を持つタイプが多くみられます。
たとえば、紙や織物など、
天然素材を用いた壁紙などもありますし、
珪藻土や竹炭パウダーを含んだタイプも
みられます。
ただ、注意したいのは、
クロスだけで珪藻土など
他素材のような調湿機能を期待するのは
難しいということです。
下地材とトータルに検討することが大切なので、
事前に確認することが大切でしょう。