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2021/04/28
「地震の時に安全な家、今すぐできる地震対策」その1
~呉市新築住宅🍀WOODBOX呉・広島店~
今回の家づくりの基礎知識は、「地震」についてです。
地震に安全な家はもちろん、今すぐできる対策もお伝えします☝
東日本大震災から10年が経ちました。
地震時には皆さんどのような行動をとられたでしょうか?
リビングの中央でふんばったという人、
逃げ場がわからず室内をうろうろし続けた人、
机の下にもぐったなどという声もあります。
そこで今回は、地震時に安全な家のつくりや、
今すぐやっておきたい地震対策をお伝えします☝
地震発生時、意外と迷う「どこに逃げる」か
地震が発生したら、家の中のどこにいれば安全なのでしょうか?
昭和の時代には「地震の時は机の下へ」と言われ
学校の避難訓練では、落下物や倒れてくる家具から身を守るために、
まず机の下にもぐる練習をしました。
ただこれはケースバイケースで、落下物から頭などを守りやすくはなりますが、
大きな地震では机ごと飛ばされる可能性もあるのです。
1995年に発生した阪神・淡路大震災の経験者からは、
「地震時に寝ていたら、大きなテレビが身体すれすれに飛んできて
命の危険を感じた」という話もあります。
また昔は、地震が来たら
「トイレに逃げ込めば安心」とも言われていました。
というのも、トイレは1畳ほどの小さな部屋を4本の柱で囲んでいますので、
地震が来ても潰れにくいとされていたからです。
確かにトイレ内には、上から落ちてくる物や
倒れてくる家具がないので、ケガの心配は少なくなります🤕🤕
そういった面では他の部屋より安全と言えるでしょう。
「トイレが安全」説は前提条件ありき!
しかしこれは、家が「倒壊」しなければの話です⚠
倒壊とは、室内空間がなくなるほど家がつぶれてしまう状態のことで、
2018年の熊本地震では倒壊した家も少なくありませんでした。
そうなると、トイレ内に避難したとしても無事ではいられません。
つまり地震が来たらトイレの個室に逃げ込めば安心というのは、
家そのものが無事であることが前提の話ということになります。
またトイレに避難することには、ひとつ危険が伴います。
地震で家がゆがんでしまうとドアが開かなくなる可能性があるのです!
そうなると狭いトイレの中に閉じ込められてしまいます。
リビングであれば掃き出し窓などから外に出ることができますが、
トイレの窓は小さいのでなかなかそうもいきません。
もしもトイレにいる時に大きな地震が来たら、
まずはドアを開けて逃げ道を確保しつつ、
命の安全を優先に行動することを心掛けていただければと思います。