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2020/09/11
家族が仲良く暮らす間取り その2
◆吹き抜けで階下と個室をつなぐ
顔を合わせる機会を
増やす間取りを採用したら
さらにコミュニケーションを
とりやすい工夫をすることが必要です。
そのためには、顔をあわせる場所に
家族が自然と集まってくる仕掛けをしましょう。
そのひとつの方法として提案したいのは
吹き抜けです。
吹き抜けをつくると
上下階の音や気配が伝わりやすくなります。
階下で楽しそうな笑い声がすれば
個室にいる子どもたちは気になるでしょう。
また、料理をする音やにおいなども
ダイニングやキッチンへの誘導に
つながるかもしれません。
例えば、
「 お菓子を作り始めると
部屋にいてもわかるらしく
娘が手伝ってくれる機会が増えたんです 」
と 吹き抜けの効果を喜んでいたそうです。
◆家族が集うたまり場をつくる
住宅の中に「 たまり場 」をつくるのも
よい方法です。
ここでいう たまり場とは
なんとなく人が留まっていたくなる
場所のことです
広い空間である必要はありませんが
落ち着ける場所であることが重要です。
そして 家族が同じ空間にいながらも
思い思いのことができるようになっていると
滞在時間が長くなると思います。
例えば
ピットのような空間はどうでしょうか。
ピットとは本来、穴とか、くぼみのことで
住宅の床を一段掘り下げて
作り出す空間のことです。
床が低くなっているので
潜り込むような感覚が生まれ
その空間は他の空間と心理的に区切られます。
また ヌックのような場所を
つくるのもいいかもしれません。
ヌックとは奥まった場所のことです。
リビングの一画に書棚を設けたり
パソコンを置いたりして 家族みんなが
利用できるようにするとよいでしょう。
このように
家族の触れ合う場所をつくり出し
コミュニケーションを深めやすい間取りを
取り入れるようにして
家族仲良く暮らしたいものですね。
家族が円満であれば
家そのものにも愛着が生まれます。
それによって
長く暮らしたいという気持ちも
育まれると思います。